天皇陛下は靖国神社に参拝されたことがある。
と言えば、驚く人もいるだろう。
だが事実だ。昭和44年12月11日、まだ学習院初等科にご在学で、
皇太子にもなっておられなかった時代。浩宮(ひろのみや)徳仁(なるひと)
親王(しんのう)殿下として参拝された。
今から50年前。
つまり靖国神社ご創建百年の節目の年だった。
この年には、昭和天皇・香淳皇后が10月20日に、
上皇・上皇后両陛下が12月9日に、
それぞれお出ましになった。皇位の継承に連なる三代の方々がこの年、
お揃いで靖国神社に祀られる英霊に礼を尽くして下さったのだ。
それから半世紀。ご創建百五十年の大切な節目を迎えた今年。
陛下のお出ましの“前提”となる、首相の参拝さえ滞っている。
どころか、閣僚すら“誰も”靖国神社に近づかない有り様。
第1次安倍政権の時に参拝出来なかったのは「痛恨の極み」
と言い切った安倍首相も、今や靖国神社など眼中にないかのようだ。
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